課題研究|機械科
課題研究
課題研究とは、自分の学びたいテーマを1つ選択し、1年間通じて研究する実習です。
課題に取り組むことで、知識や技術をより深めていきます。
2学期に市工祭会場で 中間成果発表を行います。
優秀な研究については、科を代表して3学期の課題研究発表会においてプレゼンテーションを行います。
銅板折り鶴紹介YouTube
「へいわ創造機構ひろしま(Hope)」が、機械科が<課題研究で行っている「銅板折り鶴」を通じて平和を発信していることを取り上げ、YouTubeを制作されました。
こちらから見られます。
カパークラフト(銅板レリーフ)
カパークラフト(銅板レリーフ)とは、薄い(0.1㎜)銅板に、レリーフ(立体感ある浮き彫り)を行い、その後、色出しを行います。色出しでは、気温水温などで微妙な化学変化で様々な色を織り出します。
銅板折り鶴の製作
1枚の銅板を多くの工具を使って手作業で、紙のように加工し、製作する折り鶴です。製作の特徴は、切削過程(材料取りを行う作業は除く)がないということであり、主に曲げる、叩く、伸ばす等といった過程が多く、コツをつかむまではかなりの時間を要します。
鋳造技術を利用した低融合金でのキーホルダー製作
低融合金とは、低融点を特徴とする合金です。機械科では2年生で鋳造実習を行い、得た知識を生かし3年生の課題研究で、しおりと箸置きを製作しました。
ワイヤカットを用いたストラップの製作
真鍮(しんちゅう)製のワイヤー線に電流を流して金属を綺麗に切る技術です。
非常に細いワイヤ電線を電極として火花を発生させて、熱により金属を溶かしながら切るように加工します。
技能検定(機械加工:普通旋盤作業)の取り組み
機械科では1年から3年まで実習等を利用して、旋盤の技術を磨いています。そこで、技能検定(普通旋盤作業)の資格取得に向けた取り組みを行いつつ、様々なものを製作しています。
下記の写真は、普通旋盤作業の検定課題と、旋盤を利用して製作した一例を載せています。ボールペンの製作も高度な技術を駆使して製作しました。
マシニングセンタや五軸加工機での加工
マシニングセンタや五軸加工機の実習は、プログラミングを中心に加工の授業を行っています。特に五軸加工機は県内の高校でも本校しか整備されていません。XYZ軸の移動に加え、回転軸を2軸を付加した加工機です。
細かな作業までできる加工は、マシニングセンタで自動車の模型や、現在では「広島市工サイエンス工房」で他校からの依頼で、山椒魚のこんにゃくの型作りを行っています。
溶接技術を利用した製作
実習の中で、アーク溶接・ガス溶接・炭酸ガス溶接など様々な溶接技術の習得を目指しています。
課題研究では溶接技術に加え、切削技術なども取り入れ、何か「ものづくり」ができないかを考え、また身近で利用できるものとして、「ベンチ」や「バスケットボール部のボールラック」や「バーベキューセット」など製作しました。