市工の歴史

本校は、時代の要請と市民の熱意に応え、幾多の困難を乗り越えながら、広島の産業を支える技術者を育成し続けてきた。

1. 学校の誕生(大正13年~)

  • 大正13年(1924年)10月1日、勤労青少年のための夜間学校「広島市工業専修学校」として開校した。
  • 当初は校舎確保に苦労したが、広島高等工業学校(現・広島大学工学部)の校舎を借りることで設立の道が開けた。
  • 機械、電工、土木建築の3科からスタートし、第1回卒業生の就職は極めて好調であった。

2. 戦災と復興(昭和10年代・20年代)

  • 昭和16年(1941年)、現在の校地である東本浦(当時:東雲町)へと移転。
  • 終戦後、厳しい環境下でいち早く授業を再開し、学制改革を経て昭和23年(1948年)には新制の定時制高校へと生まれ変わった。

3. 全日制の開校と発展(昭和30年代~)

  • 昭和39年(1964年)、念願の全日制課程が開校。
  • 昭和55年(1980年)、広島市の政令指定都市移行に伴い、現在の校名である「広島市立広島工業高等学校」に改称された。
  • 最先端技術の導入や学科改編を繰り返し、時代に合わせた工業教育を推進してきた。

4. 特色ある教育活動と顕彰

  • 平成14年(2002年)から始まった「朝の読書」は、遅刻の激減や落ち着いた校風づくりに大きな成果を上げ、全国的に注目された。
  • 「高校生ものづくりコンテスト」での全国優勝や、資格取得を奨励する「ジュニアマイスター制度」での全国上位入賞など、高い技術力が証明されている。
  • 令和3年(2021年)、97年の歴史を刻んだ定時制課程が閉課程となった。

5. 創立100周年、そして未来へ

  • 現在、生徒一人ひとりがタブレット端末を活用するGIGAスクール構想など、最新のICT環境での学習が進んでいる。
  • 令和6年(2024年)、創立100周年を迎え、これまでの伝統を大切にしながら、若手教員を中心に「創造・技術・挑戦」を柱とした次代の市工づくりが進められている。